企業理念

歯医者を
「虫歯にならないよう予防に行くところ」
「楽しいからまた行きたい」
と思える場所に

 

ひと昔前は「歯医者は怖くて嫌な場所」と考える方が多い時代でした。

なぜ歯医者への恐怖心を持つ方が多かったのかというと、歯医者は「痛くなってから行くところ」だったからです。
歯が痛い・しみると感じることは、虫歯の症状がかなり進行しており、神経にまで到達しています。
この状態に達した虫歯に対して治療をおこなうには、麻酔をして歯を削り神経を取らなければなりません。

このように自覚症状が現れてからの治療は大きな不快感を与えてしまい、子どもにとっては歯医者に喜んで行くような場所にはなりえませんでした。
その経験をした子どもたちが大人に成長した時に、昔のトラウマを拭えないまま歯医者嫌いな気持ちが継続されているのが事実です。

歯が痛くなった時だけ歯医者に行くことを繰り返すせいで歯の状態はどんどん悪くなり歯を失っていく悪循環につながってしまいます。
今後、そんな悪循環を作らないためにも歯医者を「痛くなってから行くところ」から「虫歯にならないよう予防に行くところ」に変えていき、さらに「楽しいからまた行きたい」にしていくことが我々マハロ会のミッションです。

当グループではそのミッションの実現を目指して、毎朝ミーティングをおこない理念の共有や日々の診療の中での反省点や改善点について話し合いをおこなっています。
月1回は時間をしっかりとり更に前回話し合われた内容が着実に履行されているかなどを各部門毎に検証、再評価して着実に一歩ずつ前に進める施策をとっています。

「誰も取り残されない社会」を目指して

 

マハロ会では、企業としての社会的責任【Corporate Social Responsibility（CSR）】を果たすべく、歯科医療活動を通して社会貢献に努め、より素晴らしい未来を創造していくことを目指しています。
その思いからSDGsに賛同し、その活動に力を込めています。

当院でのSDGsとしての活動は次の通りです。

③すべての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑩人や国の不平等をなくそう

これらの取り組みについて１つひとつ詳しくご紹介します。

③すべての人に健康と福祉を

マハロ会では、訪問歯科の展開にとても力を入れています。

当グループでは、もうすでに訪問歯科をはじめておよそ20年近く経ちます。

これからの時代の変化を考えると65歳以上の団塊世代が増え、ますます訪問歯科を必要とする方が増えてくることが予想されます。
その背景を踏まえて、我々マハロ会で今まで以上に訪問歯科に取り組んでいきたいと考えています。

訪問歯科用ための訪問車も8台を用意し、より一層高まる需要に備えています。

痛くなってから治療ではなく、痛くなる前の予防に取り組み、歳をとっても自分の歯で食事が楽しめる方を増やしていきたいと思っています。

④質の高い教育をみんなに

マハロ会では、世の中のすべての人の口内リテラシー向上のため、予防歯科の啓蒙（無知の方への知識の共有）に取り組んでいます。
その足掛かりとして、当グループのYoutubeをスタートいたしました。

はじまりは、ネットが普及した現代において、より視認性の高いコンテンツはYoutubeだと思ったことがきっかけです。

具体的な取り組みとして、まずは当院でおこなっている治療の内容について動画をアップします。
そして、お越しいただいた患者さまへその日におこなった治療内容に紐づいたメッセージと動画を送付し、ご自身で振り返りができるようなシステムを導入しています。
このシステムをおこなうことで、患者さまの口内リテラシーが高まるとともに次におこなう治療への不安を解消することにつながります。

また、患者さまが歯医者に来るためのモチベーション維持でき、さらには自身の子どもへの予防歯科の取り組みにも良い影響が与えられます。

このように当グループでは親と子すべての方が健康的な歯を維持できるように日々の活動をおこなっています。

⑤ジェンダー平等を実現しよう

昔に比べて女性の方もフルタイムで働くことが増えてきているため、その方たちが働きやすい環境を整えていくことも大切なミッションであるとマハロ会では考えています。
女性が結婚・出産など人生における大きなイベントによって、キャリアが途絶えてしまうことは避けていかなければならないと思っています。

そのため産休・育休に力を入れています。
当グループでは産休・育休の定義の１つに「元のポジションに戻してあげる」ということを掲げています。
例を挙げると、部長職の女性が産休・育休後に課長に格下げされないような制度を導入しています。
このように女性が仕事に復帰しやすい環境を整えていくことはとても重要だと考えます。

もちろん有給の取得しやすさにも力を入れており、従業員全員が仕事に隙間ができないよう各々で相談をしながらほとんど希望通りの休みがとれています。

⑥安全な水とトイレを世界中に

「各国の貧困層や取り残されがちな人々が清潔な水を利用できるように」というミッションを掲げているウォーターエイドジャパンなどを通じて、世界に安心・安全な水を届けられるようマハロ歯っぴーウォータープロジェクトという当グループ独自の取り組みを推進しています。

当グループの歯科医院に来院いただいた患者さまの数に応じて寄付金が増える仕組みになっているので、当グループと患者さまが一緒になってSDGsに貢献している形です。

小さな積み重ねでたくさんの方をサポートできるよう頑張り続けます。

 

 

⑩人や国の不平等をなくそう

時折、歯が虫歯だらけ・口内崩壊してしまっている子どもをみかけることがあります。
また外国籍の方もいらっしゃることがあります。

そんな方達も適正な治療が受けられる環境を整えていくことも必要であると考えています。
貧困やネグレクトなどが関わっていることも少なくないため、施設への紹介につなげています。
他にもYoutubeの動画では、中国語や英語のものを用意しています。

当グループができることをコツコツと少しずつ進められるよう努めて参ります。