今からでも遅くない!成人矯正治療
矯正治療を開始するタイミングは人それぞれです。
学生のころは費用が高く諦めていた方、部活動などで忙しく治療の時間が取れなかった方、子どもの頃は歯並びが悪くなかったのに成長するに従って口元が出てきてしまった方などさまざまな理由があると思います。
近年の矯正治療は、多くの方のニーズに応えられるよう矯正の種類も豊富になってきています。
こちらでは矯正治療の種類や特徴などについて詳しくご紹介しています。
矯正をいつからはじめようかと悩まれている方はぜひご覧ください。
目次
こんなお悩みありませんか?
- 出っ歯を治したい
- 奥歯で噛んでも歯が閉じない
- 歯並びがガタガタで食べ物が挟まる
- 矯正装置が目立つことが気になる
- 歯並びが悪くてうまく笑えない
- 整った歯並びにしたい
成人矯正歯科について
矯正歯科とは
矯正歯科とは、不正咬合と呼ばれる歯並びの乱れを整えるためにおこなわれる治療のことです。
不正咬合の代表的な症状には次のことが挙げられます。
●八重歯
●出っ歯
●すきっ歯
など
乳歯の歯並びは次に生えてくる永久歯にとても大きな影響を及ぼすことから、子どものころから矯正治療をおこなう方が多くなってきています。
成人の方であればすでに永久歯はすべて生え揃っているので、どのタイミングでも矯正治療を始められます。
そのため成人になってから矯正治療をおこなう際には、「いつから始めるか」ではなく、「いつまでにきれいな歯並びを手に入れたいか」のゴール設定が大切です。
メリット
成人矯正歯科は、小児の矯正治療と比べると治療設計が立てやすかったり、効果がでやすかったりします。
永久歯が生え揃ってからおこなう矯正治療であることから、始めたいタイミングで治療をスタートできるとともに、治療完了時期の目安が把握しやすいです。
また、矯正器具の装着によって磨き残しが出やすい箇所でも大人であれば、ある程度セルフでお手入れができるためより理想的な効果が得られやすいとされています。
成人矯正のメリットとしては、次のことが挙げられます。
●見た目のコンプレックスの改善
矯正治療では、患者さまが悩まれている歯並びのコンプレックスの改善が期待できます。
代表的な症状には、八重歯・出っ歯・すきっ歯などが挙げられますが、その他の不正咬合の緩和も見込めます。
歯並びによるコンプレックスが解消されることで、自分に自信がつき見た目を気にせず思いっきり笑えることにつながります。
●口内トラブルの発生リスクの軽減
歯並びが悪いと隅々まで歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しをしてしまうことがあります。
また、乱れた歯並びは、口が開いたままの状態になりやすく、口が乾きやすくなります。
そうすると唾液の分泌量が低下し、お口の細菌を繁殖させてしまいます。
矯正治療によって歯並びが改善されると歯の隙間が整い歯磨きがしやすなることや、口が開いたままの状態を防ぐ効果が期待できます。
そのため矯正治療には、虫歯や歯周病などの口内トラブルの発生を軽減する効果が望めます。
デメリット
矯正治療をおこなう際には、少なからずデメリットもともないます。
●痛みや違和感
矯正治療の際には、矯正装置を装着して歯を動かしていきます。
そのため、一時的ではありますが装置装着時や調整のタイミングで、痛みや違和感を覚える場合があります。
乳歯に比べて永久歯はしっかりと生えきっている状態であることから、成人矯正は痛みや違和感があらわれやすいとされています。
ですが、近年ではマウスピース矯正など患者さまの不快感を解消するための矯正器具もありますので、専門医に相談してみはいかがでしょうか。
●虫歯や歯周病が起きやすい
矯正期間中は、歯に矯正装置を付けているため歯と装置の隙間に汚れや食べかすが残りやすくなり、虫歯や歯周病などが起こりやすくなります。
そのため、セルフケアはより丁寧におこなうとともに、歯科医院で専門家のクリーニングを受けお口の中を清潔に保つことを心がけましょう。
●矯正装置が目立つ
一般的は矯正装置はシルバーで歯の表面に装着することから、見た目の不快感をうったえる方もいらっしゃいます。
ですが、近年では矯正装置が目立ちにくい裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース矯正など増えてきています。
患者さまのライフスタイルに合わせた矯正装置を選ぶことができます。
矯正歯科に要する期間
矯正治療の期間には大きく分けて「矯正治療期間」と「保定治療期間」の2つがあります。
●矯正治療期間
矯正治療期間は、矯正器具を装着して歯を動かしていく期間のことを指します。
歯並びの状態によって個人差はありますが、全体矯正であれば1年~3年程度とされています。
前歯などの部分的な矯正であれば半年~1年程度が一般的な期間といわれています。
●保定治療期間
保定理療期間は、矯正したばかりの歯の位置を安定させていく期間を指します。
矯正から間もない状態では、歯は元の状態へ戻ろうとする働きがうまれるため、保定期間も矯正期間同様に丁寧に時間をかけておこなっていく必要があります。
保定治療期間ではリテーナーと呼ばれる装置を装着し、歯の後戻りを防いでいきます。
矯正治療期間と同程度の期間装着することが望ましいです。
リテーナーは取り外し式のものも多いく、徐々に歯が安定してきたら装着する時間を減らしていきます。
柏などがや歯科クリニックの
矯正歯科の方針
柏などがや歯科クリニックでおこなっている矯正治療には、従来多く利用されていたワイヤー矯正と、近年取り入れ始めてきているマウスピース矯正があります。
患者さまのご希望と歯並びの状態をご相談した上でライフスタイルに合った矯正方法をご提案いたします。
また、当院では前歯の一部分など気になった部分だけを矯正できる部分矯正もおこなっております。
自分に自信を持ちたい・笑顔に自信を持ちたい方はぜひ当院へお気軽にご相談ください。
矯正治療は歯の見た目美しくなるだけに留まらず、虫歯や歯周病などの口内トラブル抑制の効果も期待できるので、全ての方にすすめたい治療の1つです。
柏などがや歯科クリニックの矯正治療
柏などがや歯科クリニックの矯正治療では、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正をおこなっています。
それぞれ特徴が異なります。
それぞれの特徴やどんな人にどの治療の選択肢が合っているかなどをご紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットという矯正装置を歯に取り付け、ワイヤーを通して動かしたい方向に適切な力をかけて
歯並びを矯正する治療法です。
ワイヤー矯正は長年多く取り入れられていて、最もポピュラーな矯正治療です。
ワイヤー矯正にもいくつか種類があり、その特徴は異なります。
●金属性ブラケット(メタルブラケット)
従来から広く使用されている矯正装置で、金属でできたプラケットを使用するため丈夫で強度が高いといった特徴があります。
金属であることから、ブラケットの厚みを薄く作成しても壊れにくく、口内への違和感も少なくなることが見込めます。
矯正治療の中では比較的費用を抑えられる治療内容です。
デメリットとして、金属特有のシルバーな見た目が目立ちやすく、審美性に欠ける点が挙げられます。
また、金属製ブラケットを使用した矯正の場合、次の2つの方法が選択できます。
・表側矯正
いわゆる一般的な矯正治療で、矯正器具を歯の表側に装着する方法です。
・裏側矯正(舌側矯正)
矯正器具を歯の裏側(舌側)につける矯正方法です。
見た目が目立ちやすい装置を歯の裏側につけることで、審美性を保てるかつ、周りの人に矯正していることが気づかれにくい方法です。
また、歯の裏側は唾液の分泌が多く虫歯になりにくい場所であるため、表側矯正と比べて口内トラブルが起きにくいといった特徴が挙げられます。
●審美ブラケット
歯の色になじみやすい白色や半透明の装置で、歯の表側につけても目立ちにくく、見た目の影響を軽減することができる特徴があります。
プラスチックやセラミックでできていることから、金属アレルギーの心配もありません。
審美性を保ちながらおこなえる矯正治療であることから、金属製ブラケットと比べて費用は高くなります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、形のちがう複数のマウスピースを使用していき歯を動かしていく矯正方法です。
マウスピース矯正には次のような特徴が挙げられます。
●メリット
・審美性を保てる
一般的なワイヤー矯正は見た目が目立ちやすいですが、マウスピース矯正は矯正器具が透明であるため装着していてもほとんど目立ちません。
そのため、ワイヤー独特の見た目を気にされる方、人前に立つことが多い方などにとてもおすすめです。
・食事や歯磨きがしやすい
取り外し可能なマウスピースを使用して矯正をおこなうため、食事の際は矯正装置を外してご飯を楽しむことができます。
また、矯正装置を外して歯磨きができます。
その結果、ワイヤー矯正と比べて虫歯の発生リスクが低いといわれています。
●デメリット
・患者さま自身の管理が大切
マウスピース矯正は、矯正装置を外せるがゆえに患者さま自身での装着期間のコントロールが大切です。
基本的に寝ている間を含んで、1日20時間以上はマウスピースを装着している必要があります。
そのため、決められた時間以上の装着が難しい方にはマウスピース矯正は合わないかもしれません。
矯正歯科の注意点・リスクについて
矯正中に気をつけること
矯正期間中は、歯に矯正器具を付けることから、虫歯や歯周病になりやすいことがあります。
そのため、矯正期間中には次のことを心がけることが大切です。
●定期通院
矯正の進捗具合の確認や、矯正装置のまわりについた汚れのクリーニングをおこなうために定期的に通院することが大切です。
目安として1カ月に1度は定期的にお口の状態を見てもらうようにしましょう。
●歯磨き
矯正期間中は以前よりもより丁寧に歯磨きをおこなうようにしましょう。
ワイヤー矯正であれば、歯と矯正装置の隙間に汚れが溜まりやすいので、毎日のセルフケアで十分に除去していきましょう。
●食事
矯正期間中の食事に特に制限はありませんが、キャラメルなどの粘着性の高い食べ物には注意が必要です。
粘着性の高い食べ物は矯正装置に絡みやすく、痛みがともなうことがあります。
柏などがや歯科クリニックの診療流れ
無料相談・カウンセリング
まずは患者さまが悩まれている歯のお悩みやご希望をお伺いしていきます。
伺った内容に沿って必要な口腔内検査をおこない、口内環境をチェックしていきます。
無料相談の時点で、矯正治療の大まかな説明や完了の見通し、費用面などのお見積りなどを丁寧に説明させていただきます。
精密検査
患者さまがご希望された矯正治療に合わせて、レントゲン写真や問診など改めて精密検査をおこなっていきます。
患者さまがより矯正のイメージをできるよう、歯やあごのの骨、唇などのバランス測定、歯型を元にした歯並びのシミュレーションをおこないます。
診断結果・治療計画の説明
治療方法・治療期間・費用を詳しくご説明し、患者さまの不安感を解消していきます。
事前に矯正期間に気を付けることなどをお伝えし矯正が始まってから不明な点がないようにします。
治療開始
矯正治療をおこなうための事前準備がしっかり完了したら治療を始めていきます。
まず、矯正装置を付ける前に歯のクリーニングなどをおこない汚れを落としてきれいにしていきます。
その後、患者さまお一人おひとりに合わせた矯正装置を選び装着していきます。
治療内容にもよって異なりますが、1回の処置は15分から1時間程度です。
定期通院
矯正装置を付けた後は、1カ月を目途に定期的に通院していただくことをおすすめしています。
歯の矯正具合の確認や矯正装置のまわりに付着した汚れの除去のために定期通院はとても大切です。
この時に、磨き残しのくせがあるようであれば丁寧にブラッシングの指導などもおこないます。
よくある質問
歯を抜くことはありますか?
まず抜歯をせずに矯正できる方法を検討します。
ただ、あごの大きさと歯のバランスが合っておらず、歯並びが悪くなっている場合には歯が並ぶスペースが足りないことが多いのです。
その場合は抜歯をして十分なスペースを確保する場合があります。
結婚式や成人式などで装置を外すことはできますか?
基本的に矯正装置は一時的に外さない方がよいですが、結婚式や成人式など1度しかない大きなイベントの時には装置を外すことが可能です。
ただ、別途費用がかかる場合があり、ご説明させていただきますのでお早目にお知らせください。
治療効果の面から考えると外す期間はできるだけ短い方がよいと考えます。
年齢制限はありますか?
矯正に年齢制限はありません。
20~40代の方はもちろん50代以降の方も多く矯正されています。
最近では目立たない矯正など矯正治療中のストレスを低減した方法も増えているため、大人の矯正をする方は増えてきています。
矯正期間中話しにくくなりますか?
ブラケットを表面に着ける表側矯正の場合それほど発音に影響はありませんが、歯の裏側に装置をつける矯正の場合、慣れるまで少し発音しにくい場合があります。
日常生活の中で舌の位置が安定してくると徐々に慣れてきますので、ご安心ください。
さし歯も矯正できますか?
さし歯でも矯正治療は全く問題ありません。
さし歯は神経がありませんが、歯の移動は歯と歯周組織で起こりますので、さし歯でも全く問題ありません。
著者 Writer
- 松田 覚
- 資格:歯科医師
【患者さまへひとこと】
虫歯や歯周病を放置するのが一番よくないことです。
怖がらずご相談下さい。
解決方法を見つけましょう。
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お口の健康を守るためには歯医者でのケアが大切です。自分では取り切れない汚れなどを除去していきます。治療は一度終えたら完了ではなく、定期的に治療することでより高い予防効果を発揮します。
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子どもの歯は大人の歯に比べて虫歯になりやすいです。自宅のケアだけでは汚れを除去しきれないので、プロのケアも大切です。子どもに合わせてブラッシング指導などもおこないます。
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